業務用タオルを小ロットで注文したい!メリットや注意点を解説!
ほかの会社や顧客へのあいさつなどに便利なのが、オリジナルの業務用タオルです。タオルは日常的に使うため、多くの人から重宝されます。しかし、100枚単位などではなく少ない単位、小ロットで注文したいと思っている人もいるのではないでしょうか。今回は、業務用タオルを小ロットで注文するメリットと注意点を解説します。
小ロットとはどれくらいの量を指すのか
何かのオリジナル商品を注文するとき、よく「小ロット」や「大ロット」といった言葉を耳にするかもしれません。ロットとは製造業でよく使われる用語のひとつで「同じ条件で製造する商品の、生産・出荷における最小単位」という意味です。
業務用タオルに限らず、製造業では一般的に、1つや2つといった小さな注文だけに物を作ることはほとんどありません(商品の種類や価格などによります)。たった1つや2つだけの製品を作るためのコストが、割に合わないためです。
そのため、業者はコストに見合う金額を回収できるロットを、あらかじめ設定しています。小ロットとは受注できる、もっとも小さな単位を指すのが一般的です。
小ロットが設定されている場合は、提示してある単位が注文できる最低限の枚数・個数という意味です。小ロットは具体的な数が決まっていません。
それぞれの業者で異なります。そのため、業務用タオルの製造では1枚から注文できるところもあれば、10枚を小ロットとしているところもあるでしょう。
タオルを小ロットで注文するメリットとは
タオルを小ロットで注文すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?主なメリットは次の5つです。
メリット①:余分なコストを抑えられる
まずは余分なコストを抑えられることです。たとえば、70枚のタオルを注文したいにもかかわらず、最小限の注文単位のロットが100枚の場合、200枚を作る必要があるでしょう。130枚分が無駄となり、余分な出費がかかります。
しかし、小ロットが10枚に設定されていれば、70枚ピッタリ注文できるので、コストに無駄が発生しません。
メリット②:商品の在庫を少なくセーブできる
とくにほかの企業や顧客に配布するために業務用タオルを製造する場合、できるだけ在庫を少なくすることが大切です。
「ニーズがあると思ってたくさん作ったけれども、ほとんどのタオルが余ってしまった」という状況では、タオルを作った費用がかさむだけでなく、在庫管理の手間もかかります。
しかし、小ロットで注文できると、その時々のニーズに合わせてタオルを生産できるので、商品の在庫を少なくセーブできるようになるでしょう。市場変化が激しかったり、先の動きが読みにくかったりする状況の場合におすすめです。
メリット③:短期間でデザインを変更しやすい
3つ目のメリットは、短期間でタオルのデザインを変更しやすいことです。
たとえば、業務用タオルを作りたいと思っている人のなかには「かりのデザインでタオルを作ってみて、評判が悪かったら変更したい」「シーズンに合わせて、タオルのデザインを変えたい」などのニーズを抱えているかもしれません。
しかし、大ロットでしか注文できないと、大量のタオルが余ってしまい、短期間でのデザイン変更が困難です。反面、小ロットで注文できれば、必要な分だけ製造できるため、短期間でデザインを変更しやすくなるでしょう。
メリット④:タオルのバリエーションを広げられる
タオルの使用方法にもよりますが、定番のタオルだけでは、競合他社と差を付けるのは難しいかもしれません。
さまざまな種類のタオルを製造することで顧客の興味を引き、営業などのチャンスが広がります。小ロットでタオルを製造できれば、タオルのバリエーションを広げられるでしょう。
メリット⑤:納期が短くて済む
最後のメリットは、発注から納品までの期間が短くて済むことです。大ロットで注文する場合はどうしても納期を長く設定する必要がありますが、小ロットであれば、納期を短くしている業者が少なくありません。
小ロットで注文するときの注意点
上記で解説したように、タオルの小ロット注文にはたくさんのメリットがあります。
しかし、小ロットで注文する際は注意点があるので、事前に理解しておくことが欠かせません。もっとも大きい注意点のひとつが、大ロットよりも1枚あたりのコストが高くなることです。
業者によりますが、タオル1枚あたり数百円以上の費用差が生まれます。
そのため「小ロットでたくさん注文したら、大ロットで注文するよりも高くなってしまった」ということも考えられることです。製造枚数に応じて、トータルの費用を比較するようにしましょう。
まとめ
小ロットとは注文できる最小単位を指すことが多く、具体的な数は業者によって異なります。
小ロットでの注文によって「余分なコストを抑えられる」「商品の在庫を少なくセーブできる」「短期間でデザインを変更しやすい」などのメリットが得られるでしょう。
ただし、大ロットと比べて1枚あたりのコストは高くなる傾向にあるため、大量注文の際は注意が必要です。注文枚数に合わせて、費用をいろいろと比較してみるとよいでしょう。